【悲報】電化上手値上げ

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我が家は東京電力の電化上手(2016年3月31日で新規加入終了)を契約しています。このプランはエコキュート等で夜間(23:00~07:00)に大量に電気を使用するオール電化向けのプランです。

夜間にお湯を沸かすので、我が家では全体の使用量の半分以上は夜間に集中しています。

昔の、発電能力は24時間ほぼ一定だけど、人が活動する昼間に使用が集中するため夜間の使用料を優遇するといった背景があってのプランだと思いますが、現在は太陽光発電が普及して昼間の供給量が増えたので電力会社としては割に合わないようです。

そのため2016年4月から新規加入ができなくなり、2022年10月から料金単価の変更、割引の廃止が行われる旨の通知が届きました。

改定後の使用量単価では、夜間時間は値上げ、夜間時間以外は値下げされているのですが、このプランで契約している人は夜間の使用量が多いでしょうからほとんどの人は値上げになるのではないでしょうか。

変更点と我が家の使用状況を例にどのくらい変わるのか見てみます。

変更点

各時間帯の単価が変更されます。

時間帯従来単価新単価
昼間時間(10:00~17:00) 夏季39.44円34.16円
昼間時間(10:00~17:00)その他季32.32円30.67円
朝晩時間(7:00~10:00、17:00~23:00)26.49円25.94円
夜間時間(23:00~7:00)12.48円15.12円

「通電制御型夜間蓄熱式機器をご使用の場合」の割引が廃止されます。

割引項目従来割引単価新割引単価
通電制御型夜間蓄熱式機器をご使用の場合154円0円

この割引は使用量ではなく機器のスペックによるもので、我が家のエコキュートは2kVAで計算されるので毎月308円の割引になっています。

金額の変化

昨年と同じ使用量だった場合の電気料金の変化を我が家の2021年をモデルケースとして計算してみます。

モデルケース

  • マンション
  • オール電化 8kVA契約
  • 3人家族
  • フルタイム共働き(在宅勤務により昼間使用量増)
  • 冷暖房は付けがち(外出時はOFF)
  • お風呂の追い炊きはあまり使わない
  • 電気、ゲーム、PCの付けっぱなし等、特に省エネを気にしていない

備考

  • 燃料費調整額は同じ単価を使用する
  • 再エネ発電賦課金は同じ単価を使用する
  • 旅行や帰省で例年より使用量が少ない月もある
  • ※丸めの計算で数円の誤差はあるかもしれない
差額
1月9,311円10,210円+899円
2月9,776円10,571円+795円
3月6,766円7,466円+700円
4月5,874円6,558円+684円
5月6,068円6,714円+646円
6月5,662円6,231円+569円
7月8,133円8,575円+442円
8月6,519円6,947円+428円
9月8,150円8,433円+283円
10月6,197円6,677円+480円
11月7,074円7,648円+574円
12月8,885円9,532円+647円
合計88,415円95,562円+7,147円

我が家では年間約7千円、率にして約8%の値上げとなります。
ほぼ1か月分です。

使用したデータ

計算に使用した使用量と燃料費調整額単価は以下のとおりです。

昼間[kWh]昼間夏季[kWh]朝晩[kWh]夜間[kWh]燃料調整[円/kWh]
1月430147293-5.20
2月610156265-5.17
3月30089194-4.85
4月10079172-4.32
5月13078159-3.64
6月11076127-3.29
7月826128140-3.06
8月02196112-3.11
9月043123106-2.58
10月10884109-2.04
11月27088141-1.53
12月360118182-1.09

※再エネ発電賦課金: 1~4月 2.98円/kWh、5~12月 3.36円/kWh

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